遠距離が原因で彼氏彼女と別れてしまう人は、今も昔も少なくありません。
遠く離れていてもSNSやテレビ電話で気軽にフェイスtoフェイスのやり取りができるのに、それでも「距離」という壁にはなかなか勝てない。
やっぱり人肌のぬくもりや好きな人と直接ふれあう時間が何より大事なんだな…と実感してしまいます。
遠距離は心配の理由が増えてしまう
遠距離になってしまうと、どうしても相手のことが心配になります。
すぐ会いにいけない、会って直接話したりできないので、しっかりと不安を解消することができなくなってしまうから。
LINEやメールのやり取りだけでは相手の感情がわかりません。
電話で話しても、「大丈夫だよ」と言われても、その声の向こうで相手がどんな気持ちでいるかを判断できない。
困ったことに、心配の種というのは後から後から大きくなってしまうもの。連想ゲームのように不安要素が出てきてしまうと、もういてもたってもいられなくなるほどです。
そうなる前に心配をかき消すことが必要です。
遠距離恋愛で心配を消すには
遠く離れて暮らす相手のことが心配な理由は、恋愛関係(結婚しているなら婚姻関係)が壊れてしまうのでは…という不安が大きいです。
自分と合う時間がうんと減ってしまうから、その間にれない感情が薄れてしまうのではないか。他の誰かに恋してしまうのではないかという疑いの気持ち。
お互いに信じあっていれば大丈夫!と言いたいところですが、その「信じ合う」ことの根拠がほしいですよね。
気持ちを形にするのは難しいもの。たとえば毎日LINEで連絡しあうにしても、それが「束縛」になってしまうと逆効果になります。
心配の理由をなくすことを相手に求めてしまっては、いつまでたってもうまくいきません。
まずは自分自身が変わることを考えてみましょう。
自分自身がもっと魅力的になって、「相手が私から離れるわけがない!」という自信を持つのです。
彼氏や彼女が離れてしまったからとしょげかえっていたら、どんどん魅力はなくなってしまいます。
むしろ、今度会うまでにもっと綺麗になっておこう!とか、バリバリ仕事して毎日を充実させよう!という具合に、前向きに自分を磨いていくことに集中するのです。
毎日が充実している人は、とても魅力的で輝いています。
久しぶりに会った彼氏彼女に、「あれ…なんだか前より素敵な気がするんだけど?」と思わせるくらいが理想です。
相手の気持ちが離れてしまうかもしれないと不安がる気持ちをかき消すくらい、自分に自信をもてるようにスイッチを切り替えていきましょう。
遠距離恋愛になったら気をつけるべきこと
そうは言っても、なかなか自分に自信を持てるようになるには大変です。
まずはできることからコツコツと、2人の関係がまずくならないように気をつけましょう。
離れてしばらくは、お互い寂しさを感じさせないよう、ひんぱんにLINEや電話でやり取りをしたり会いに行ったりして、以前のままの関係をキープしようとします。
ただ物理的に離れて暮らしている以上、今まで通りにコミュニケーションできないのは当たり前です。
最初にやるべきことは、離れていても愛が冷めないようにどうするかを、2人で考えてみることです。
自分が不安に感じていることは、相手も同じように心配しているはず。そう考えれば、どうやって克服すべきかが見えてきます。
不安が大きくなりそうな例。こんな時はどうする?
こんな時は、家に帰ってからすぐにでも一報入れておくこと。遅い時間でも何かしらのメッセージを送ることが大切です。
もう今夜は遅いから…と送らずにいる方が、一晩中相手に不安を抱かせることになります。
何もやましいことがなければ、遅くなった理由と「ごめんね」の一言を添えてメッセージを送っておきましょう。
誰かが気まぐれにアップした写真。たとえなんでもない間柄同士でも、離れて暮らして事情がわからない者にとって、それは不安の種にしかなりません。
その手の写真を見つけた時には、きちんと自分からフォローしておくことです。
言い訳がましいメッセージではかえって不安を増幅させてしまうので、きちんと冷静に・さりげなく伝えられるように配慮しましょう。
親しい仲とはいっても、文章だけのやり取りでは相手の感じていることや本当に伝えたいことがそのまま伝わりにくいことはよくあります。
忙しいことを理由にLINEやメールだけで済まさず、時には電話で直接声を聞かせてあげることも大事です。
できれば会うことが一番ですが、なかなか会いに行けない時は、なるべく電話やスカイプなどで、相手を安心させてあげましょう。
「寂しい」とそのまま相手に伝えてしまっても仕方ないことだから、なるべく我慢して耐えておこう…
そんな気持ちの優しい人も多いことでしょう。
ただ1人で抱えてしまうと余計にふくらんでしまうのが、「孤独」です。孤独はとても厄介なもの。放っておくと、心の中で無限大に大きくなってしまいます。
だから寂しい時は正直に、相手に伝えてしまいましょう。
きっと、相手も同じように寂しさは募っているはず。それを踏まえた上で、また頑張ろうとか、今度いつ会おうとか、前向きな話ができます。
1人ではなく、2人の力で乗り切っていきましょう。
遠距離ならではの誘惑や危険をどう乗り切る?
遠距離恋愛をしていると、どんなに相手のことを信じて愛していても、「つい…」という瞬間が誰にも必ずやってきます。
忙しくて心に余裕がない時に誰かに優しくされて、ついその人に頼ってしまって、それから…
会えなくて寂しくて、お酒で寂しさを紛らわせるつもりが、つい羽目をはずしすぎて…
遠距離を経験したことがある人なら、おそらく誰もがそんな場面の一つや二つ、遭遇していることでしょう。
さらに、心の弱い部分にすり寄ってくるのは、寂しさや不安だけではありません。
欲望むきだしの誰かが、虎視眈々とあなたに狙いをつけていることがあります。
恋人やパートナーを心の底から信じていると誓っていても、どうしようもならない時だってないとは言えません。
まさに、恋の正念場。
その場の空気に流されてしまうことが一番ダメな選択肢です。その時だけでなく、きちんと明日以降のことまで考えて、納得のいく行動を取りましょう。
大人なので、どうにかなってしまうこともあるかもしれませんが…
そんな時は、絶対に秘密を守り通すこと。そして、過ちをズルズル引きずらないようきっぱり断ち切ることを優先しましょう。
単身赴任の場合の恋愛・性事情について
恋人同士の遠距離恋愛とはまた違って、ビジネスマンの単身赴任は不安要素が盛りだくさんです。
多くの場合は旦那さんが一人で暮らすことになりますが、とにかく大人の男の一人暮らしは誘惑が多いもの。
家族は大切・妻も子供も愛している・ということは分かりきっていても、脳の別の回路で浮気衝動が起こってしまう…残念ながら、非常によくあるケースです。
本当にまったく何の疑いもなく、単身赴任期間を終えて帰ってきてくれる旦那さんがいたとしたら、聖人君子並みと言えるはずです。
奥様側としては、常にアンテナを張っておくことが大事です。怪しいそぶりや行動が見えたら、その証拠をつかんでおくことで、その後の立場が非常に有利になります。
夫の浮気調査を依頼してみるのもいいですが、お金がかかることも考えて、行動は慎重にしましょう。
ただ、夫婦関係を続けるにせよ、別れるにせよ、自分が相手より有利な立場でいることが本当に重要になることは確かです。
また反対に、奥様自身が浮気をしてしまう場合、くれぐれもアシがつかないように気をつけましょう。
男性は女性より鈍感とは言いますが、油断は禁物です。
話が逸れてしまいましたが、単身赴任の場合はいろんなことが起きるもの。どんな出来事やトラブルに見舞われても、その後の家族にとってどういう選択肢を取ることが一番なのかを考えてみるようにしましょう。
頑張ったけど、距離に負けてしまった時は
遠距離恋愛で頑張ってきたけど、やっぱり別れてしまった…という人は、新しい出会いを求めるのも一つの方法です。
毎日に張り合いのないまま立ち止まっていては、すぐに年ばかり取ってしまいます。
前向きに人生を生きるなら、新たな心で、新しい扉を開けてみることが大事なのです。
とある研究機関の調査によると、人はいくつになっても、ぎゅっと誰かに抱きしめられることで、心の平穏をキープすることができるそうです。
手を伸ばせば触れられるところに親しい人がいることが、何より大事なんですね。
あなたは最近、誰かを抱きしめてあげましたか?
誰かに思い切り抱きしめられていますか?
遠距離の問題は、物理的な距離だけでなく、心の距離でもあります。
心も体もすぐそばにいられる人と、抱きしめ合って幸せになりましょう。
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